レシピ

<< 前のページ | 次のページ >>

2006年3月29日(水) 00:21

EGO-ECO

[リサイクルは資源の無駄遣いだ]

リサイクルすることだけが自己目的化して、”限りある資源を有効活用する”という本懐を遂げることができなくなったのであれば、続けることは最早続ける側のエゴで、マネーロンダリングのツールにされている。

・・・と、流石にコレは言い方が強すぎるかもしれない。
まぁ新たな産業に投資をしている、と考えることもできるか。
「経済性と省資源は対立しない」からこそ民間のリサイクル業が生き残っているんだろうし、多分投資に足る未来もあるんだろう。

「(資本主義社会の中では)経済合理性のないものは持続しない」というのは、自分や(多分)国領先生とかと問題意識が似ている。
だからその対偶として「経済合理性のあるもの(創発)は持続しうる」という方向に持っていこうとするんだと思う。
(自分は「そのコミュニティ内の資本的な価値合理性がある創発は持続しているんだ」と主張していた訳だけれども、合宿ではどうにも力説がうまくいかなかった感がある。)

written by sofuwe [授業・研究] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)]

2006年3月28日(火) 00:00

学生時代にしかできないこと

社会人になったら恐らくはなんらかの社会に属し、いずれかの権力に寄りかかってその庇護の下で動くであろうから、私が問題視する”根絶し難い巨悪=権力”に抗うことは難しくなってくる。
従って、今しかできないこととは自分にとってこうやってBlog内みたいなものでいきがってケンカを売ることだったりする。


情報社会のアンシャンレジーム。
それは知識の独占を図る巨大権力による言説装置であり、マスメディアなどの情報操作による秩序形成が今日の社会の外形を作り上げたといえる。
今後、情報化社会が情報社会にむかうにつれて、それらによるトップダウンガバメントとネチズンによるボトムアップガバナンスの闘争の時代が幕開けるだろう。

さぁ、この智のゲーム、いや、戦争か。
目に見えない弾丸(情報というか、諜報・インテリジェンス)が飛び交うこの情報化社会という名の大規模な戦争。
インテリジェンスを駆使して生き残るのはどちらだろうか。
目に見えない弾に気づかない方がやられる、というのは目に見えている気もするけれども。


あと、卒業していった先輩方。
願わくば、この弾丸飛び交う厳しい社会でも、御壮健あれ。

written by sofuwe [授業・研究] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(2)]

2006年3月27日(月) 00:20

個人情報とプライヴァシーの錯綜

えー、mixiから飛んできた人、いきなり怖い文章でごめんなさい(^^;

「ネットに置いてある文物は全て公開情報だ」という認識を持つのが有史以来の話だけれど、セキュリティ技術が向上してプライヴェート領域を作り出すこともできるようにはなってきている。

が、その技術に穴があったり、認識の誤差があればとたんに個人情報の漏洩問題に発展する。


[mixiを使ったトラフィック追尾システム]

紹介されている仕組み自体は簡単なものだけれども、「アレだけ多くの人が使っているんだから”守られているプラヴェート空間だ、知り合いネットワークだから安全だ”という認識を持つことは最早誤認であり、危険である」という問題意識は全くもってその通りだ。


個人情報を自分でコントロールする権利を充分に行使して、限定ネットワークで氏名・年齢・住所を晒し、その代価として旧友と連絡を取る、という認識をもつべきなんだろう。

written by sofuwe [授業・研究] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)]

2006年3月26日(日) 01:26

iPod+iTuneの図式にネット網は介入するか

欲望は行動原理であり、性欲は人間の根幹のほうの欲求だ。
さて、インターネットどころか、文化水準の発展をポルノが牽引している、というのは通説なのかもしれないが。

こんな問題が起こっているらしい。

[ポッドポルノ]

でも子供がインターネットに触れやすくなったからポルノに触れやすくなった、という論理なら携帯の方がよっぽどダメだろう。
それに自販機でエロ本売ってた事の方が流布しやすいよな。

記事元とのお国柄が違うといえばそれまでだろうけれど、叩き方が狙い打ちに感じるのは自分だけでしょうか。

written by sofuwe [授業・研究] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)]

2006年3月25日(土) 03:14

無料の信頼性をどう担保するか

[Wikipediaの信頼性はブリタニカレベル]

案外、というか予想以上に信頼性が高いようです。
ちょっとした間違いがあるのはご愛敬ぐらいでいかないと何事もイライラするものです。少しくらい許してやりましょう。
(フリーのもので完璧を求めるのもちょっとご都合過ぎませんこと、と言われそうだ。)

それにしてもNatureすごい、こんなこと調べる執念がすごい。
しかし、当のブリタニカは反論を述べている

ところで最近Wikipediaで名誉毀損の訴訟が起こったようだけれど。
日本だとVIPPERがhydeの秘密を書きまくって中の人と喧嘩してたけれど、どうやら対処されたぐらいで済んでいる。
表現の自由というか、平和な国だ。


市民活動は全てが資本主義経済内にある訳ではないので、その価値観で蠢く秩序でくくりきれないために、信頼が価値として交換されるこの経済下ではどう担保されるかが非常に注目されるところだ。

DAVは技術としては素晴らしい。
しかし技術決定論というか、それによってまた秩序も変わるんだろうか。
それを使うのはやはり人間だ、というところなんでしょうか。

written by sofuwe [授業・研究] [この記事のURL] [コメントを書く] [コメント(0)]

<< 前のページ | 次のページ >>

レシピ

MySketch 2.7.2 written by 夕雨